
Floorp 次期バージョンについてと今後の方針|よくある質問について
概要 Floorp は Firefox バージョン102 に合わせて、メインバージョンバージョンが一つ上がる予定です。そこで、バージョン8で得たフィードバック・見解をもとに、この先の方針を決めたのでお話しします。 また、Floorp に対してのよくある質問についてまとめたので、是非お読みください。 Floorp 次世代バージョンに関して・今後の方針について Floorp は三か月後にメジャーバージョン更新を予定しています。それに伴い、今後の方針を決めました。これはすべてユーザーからのフィードバックに基づいています。また、開発陣の考え方も混ぜているので完全ではありません。 目指すもの Floorp は、Firefox からのユーザー数の増加に伴い、いくつかの機能を変更することにしました。 1. ブラウザーのデザインに関して Floorp は現在、Chromium 系ブラウザーからの Firefox への移行を容易にするために開発されていましたが、Firefox からのユーザの移行も見られるため、Chromium の UI にすることだけでは意味がないことを感じました。userChrome.css の維持は Firefox では難しいとは言え、二番煎じです。そのため、Floorp はプリインストールするテーマを増やし、デフォルトを Protonにして、現行のデザインから、Lepton、Photon 等のデザインを内蔵し、カスタムCSSに記載することなく変更可能にしていきます。 2. アドオンの拡張性について 現行の Firefox アドオンは、Chromium と同じ、webextensions を採用しています。Floorp はセキュリティーの観点から、レガシースタイルのアドオンを採用することはできませんが、代わりに使用可能な API の増加を検討しています。ブラウザー自体のHTMLを改造できるようにしたりすることが可能です。 現状の Floorp は、Firefox と違って、about サイトや moz-extension サイトでの動作を許可している以外に差はありません。差別化を目指していきます。 3. ESR への移行 現状の Floorp は Firefox に対して 700 ファイルの変更で済んでいますが、既に維持が厳しくなっているので、維持が簡単な ESR版への移行を決定しています。Firefox 102 はESR版のメジャーアップデートのバージョンなので、この機会に移行します。ただし、アップデート回数は今と変わりません。 4. 名称の変更 名前が紛らわしいため、名称を変えます。Floorp という単語だけにし、わかりやすくします。この影響から、Floorp の次世代バージョンは別物のブラウザーとしてリリースすることを検討しています。Firefox Sync があれば、同期すればそのまま移行可能です。 ...



